SMALL TALK

small talk : 世間話、雑談

IPhone 11は案外買いなのかもしれない。

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先月のAppleの新製品発表会でリリースされたiPhone 11/11 Pro。
 
 
昨年のiPhone XS/XR以来約1年ぶりの新モデルであるわけだが、ネット上では来年の2020年に発売されるiPhoneを待ち、今年のiPhone 11シリーズは買い控えるべきだとする意見が多く見られる。
 
何故なのか。僕が調べた限りでは以下のような理由が大多数を占めていた。
 
 
1. 来年のiPhoneは5Gに対応する
 
5Gとは、次世代の通信規格のこと。何ができるようになるとか、詳しいことは各自で調べていただきたい。
5Gサービスは、来年の2020年から本格的なサービスを開始すると言われている。
そして、来年発表予定の新型iPhoneは初の5G対応モデルとしてリリースされることがほぼ確実視されている。
よって、これから5Gが主流になっていくことを考えた時、今年のモデルは買わずにおいて、来年の5G対応iPhoneまで待つというのは合理的な判断といえるだろう。
 
 
2. 来年のiPhoneはデザインが刷新される
 
近年、AppleiPhoneのデザインを3年周期で変更するというパターンを確立している。(2014年のiPhone 6、2017年のiPhone Xがいい例だろう)
なので、来年の2020年に発表されるiPhoneも今とは違った、より先進的なデザインを取り入れるのではないかと噂されている。何かと批判されがちなノッチデザインも、もしかするとよりスマートな形に改良されるかもしれない。
1年でデザインが風化してしまう恐れのある今年のiPhoneのは避けたほうがいいのかもしれない。
 
 
3. 来年のiPhoneには様々な最新技術が搭載される
 
最近、Appleが出願した特許の中でひときわ注目を浴びたのが、画面内指紋認証の技術。
マスクが大好きな日本人にとって、マスク装着時にロックが解除されないFace IDという技術は、セキュリティ面など便利な時もあればいささか不便な時もある。
もしそこに、この新しい指紋認証技術を組み合わせることができたら、これはかなりの魅力増となるだろう。
そしてそんな新技術が、もしかすると来年のiPhoneに搭載されるかもしれないと考えると、待ちの判断もアリかなと思えてくる。
他にも、カメラの更なる進化やCPUの高速化なども考えられる。
 
 
 
 
以上から、今年のiPhone 11シリーズを積極的に買う理由はないように思える。
 
 
しかし、題名に書いたとおりだが、それでも僕はiPhone 11に限っては案外買いなのではないかと思っているのである。*1
 
 
まずは5G非対応の件に関して。
 
5Gサービスが本格的にスタートするのが来年の2020年。確かにそうなのだが、サービスが日本全国の様々な地域に浸透するのはもう少し先のことになるだろう。早くても1〜2年後だろうか。
もし今iPhone 11を買ってもその頃には、次のiPhoneへの買い替え時期が訪れている可能性が高いため、5Gを目当てに来年のモデルまで待つ必要性はほとんどないと僕は考える。
(個人的に自分は都市部から離れた田舎のエリアに住んでいて、そのため5Gをすぐには利用できない可能性が高いことも理由としてあげられる)
 
また、来年のiPhoneは5Gへの最適化が完全ではなく、バッテリー消費が激しいなど何らかの不都合が生じる可能性も十分にある。
 
 
次にデザインの刷新について。
 
これに関しては好みの問題も関わってくるので一概には言えないのだが、iPhoneのデザインは年月を経ても陳腐にならない、普遍的で美しいものであるのは確かだろう。
例えば、未だに4S〜5Sの角ばったデザインは多くの人々から高い評価を与えられている。iPhone SEを愛用するユーザーだってまだまだたくさんいる。
また、現在ではフルスクリーンモデルが主流となっているが、ノッチデザインが不自然などの理由で、最新の機種だからといって最高のデザイン評価を与えられているとは限らない。
もし、来年新たなデザインを与えられたモデルが発表されても、これまでのモデルが古臭く見えるなんてことは考えられにくい。
 
 
最新技術について。
 
iPhoneに新技術が搭載される時は不具合が起こりやすいというのは有名な話である。いわゆる初期不良というやつ。
画面内指紋認証なんかも、初期不良が多発しそうな香りがプンプンする技術であるように思えて仕方がない。(そこにロマンがあるのだという意見も否定はしないが)
また、Face IDに加えて新たにTouch IDというもうひとつの入り口を用意するというのは、セキュリティ的にどうなのかと感じてしまう。
 
あと、CPUの高速化は、確かに速いに越したことはないのだが、僕が所有する3年前のiPhone 7が今でも余裕で現役で活躍しているあたり、正直体感差はほとんどなくなっていると思っていいだろう。
 
カメラに関してだが、iOS13.2で実装される新機能「Deep Fusion」に関する記事を見てみると、余りのスゴさに度肝を抜かれる。と同時に、スマホのカメラにこれ以上何を望むまいという感想が浮かぶ。(もちろんiPhone 11で利用可能な機能である。)

iphone-mania.jp

カメラを理由に来年まで待つ必要はほとんどないだろう。
 
 
そして最後になるのだが、iPhone11はめちゃくちゃコスパがいい。
この前のAppleの発表会を生で見ていて、個人的に一番興奮したところはこのiPhone 11の価格が$700を切ることが発表された時だった。
超使えるカメラと、iPhone史上最強のスペックを備えてのこの価格はコスパとしか言わざるを得ない。
さらに、僕が現在使っているiPhone 7をしかるべき方法で売れば、さらにここから2万円近く安くなるのでかなり迷っている。
 
 
 
以上の理由から、僕は今回のiPhone 11、結構買いのモデルなのではないかなと感じている。
来年の大幅アップデートを控えていることもあり*2、地味な扱いを受けがちなモデルではあるが、例えば4インチ時代においてのiPhone SE、4.7インチモデルにおいてのiPhone 8のように、このiPhone 11はノッチありフルスクリーンモデルにおける集大成的なモデルになるだろう。
もしかすると先のふたつのモデルの様に、名機として扱われるポテンシャルをiPhone 11は十分に秘めているのではないだろうか。
 
そんなポテンシャルを秘めたiPhone 11ちゃんを、あなたも手にしてみてはどうだろうか?
 
 
 
 
 
 
 

*1:iPhone 11 Proに関しては僕はあまりオススメしない。何故なら高すぎるから、これに尽きる。動画をよく撮影するYouTuberのようなクリエイターの方々にはいいかもしれないが、一般人には11で十分だし、差額でAirPodsiPadなど他の製品を買った方が絶対幸せになれると確信している。

*2:来年のiPhoneについて様々な噂が飛び交っているが、実際のところ全て憶測の域を出ないものがほとんどだと思う。だってまだ今年のモデルが出たばっかりなんだよ?! あと1年もあるんだよ?! まだ開発段階であろう次のiPhoneに関する正確な情報を一般人が握っていると思う方が間抜けであると思う。