Music FMみたいな違法音楽アプリについて考えてみた
こんにちは。
最近Twitter上でちょっと気になったトピックがありまして、それは何かと言うと「Music FM」と呼ばれる無料で音楽が聴けるアプリについて。このことについて色々と思うところがあったので、ちょっと書いてみようと思います。
これは中高生を中心にかなり流行ってるアプリで、僕の周りでも使ってる人をまー本当によく見かける。
中身はというと、なんと完全無料で世の中にある聴きたい音楽が聴けてしまうというそれはそれは夢物語のようなアプリなんですわ。まあ、どれだけ聴かれてもその曲の製作者側に一銭も金が入ってないというのが問題なんですけど。
そうなると当然、CDを買うなり定額配信サービスを使うなりして音楽に対しちゃんと対価を支払っている人間からは自ずと攻撃、ヘイトの対象となるわけで。両者による争いが長いことネット上で繰り広げられているんですね。
僕はもちろん音楽に対して対価を支払っている側の人間なんですが、どちらかというと「お金を払わなくてはいけないから支払う」というよりも、「自分の人生を豊かにしてくれる音楽家に感謝の印として対価を支払いたい」という気持ちでお金を払っているんですね。
この気持ち、心から好きだったり、人生を支えてくれるような大切なミュージシャンがいる人だったらきっとわかってくれると思います。
(こんなこと言ってる割には月額980円のSpotifyしか最近は使ってないけど。ごめんなさい、再生回数には貢献してるので)
一方、Music FMみたいな代物を使っている連中はというと、あくまでも想像ですけど、僕らみたいにミュージシャンに対する強い愛情もなく、あくまでもファッションとして音楽を聴いている人がほとんどだと思うんですよ。テレビ番組を見るのと同じような感覚ですね。
そんな人たちに「金を払って音楽を聴け」だとか「ミュージシャンに金がいかないのにいいのか」なんて言っても意味ないですよね。
だって愛情ないんだもん。TWICEが流行れば聴くし、人気無くなったら聴かなくなるだけ。で、また次の流行りモノに移行する。どうもお金有る無しの問題じゃないと思うんですよね…。
これは別に彼らを非難しているわけじゃないです。そういう考え方の人もいるのだということ。
モラルは欠如してると思うけど、別に人間にモラルがあるとは思わないです。あったらサマソニやフジロックの会場にゴミなんて落ちてないでしょ。
あともうひとつ。これまたTwitter上で興味深い投稿を見つけまして、それは「日本の若者に人気のあるミュージシャンの音源が定額配信サービス上にないのが問題なのでは?」という内容のツイート。
定額配信サービス、例えばSpotifyでは3ヶ月100円で聴けるキャンペーンをやっていたり、Apple Musicでも初月無料キャンペーンを開催していたりと新規ユーザーの取り込みに必死な様子が伺えるんですが、これらのサービス上では星野源、WANIMA、米津玄師といった若者に人気のミュージシャンの曲は1曲も聴けないんですよ。B'zとかジャニーズ系に至っては配信する気配すら見えません。確かにこれでは使いづらいですよね…。
正直、日本の音楽業界の怠慢としか言いようがない。頭が固すぎるというかね…。
時代の変化についていけない業界にはこの先衰退しか待っていないよ。日本の音楽界の未来のためにも、早急に定額配信を解禁していくことを望みます。
というわけで、僕の中での結論は「Music FM」のような違法アプリを潰すのは難しい、ということなんですが、ここでひとつ対抗策というか僕の考えを紹介したいと思います。
違法ダウンロードに対抗するのは難しい、ならこの記事のように逆転の発想を使ってみようというのもアリですね。ライブやコンサートでの体験は違法ダウンロードできないから。
それと海外ミュージシャンがよくやっているように、マーチャンダイズの質を高めたりだとか。
Migosの洋服ブランドであるYung Rich Nationは普段着としても使えそうなくらいデザイン性の高いものばかりだし、これは人気が出そう。
実際こういう取り組みで海外の音楽業界は成長を続けているし、日本の音楽業界も「音源が売れない」などと嘆くばかりではなく大いに参考にした方がいいと思います。